創立50周年を記念し、モンテッソーリ協会理事・相良敦子先生を講師にお迎えして「モンテッソーリ教育に学ぶ『生き方』〜子育てが楽しくなる秘訣」と題した講演会を開催しました。その1に引き続き、講演の内容をお届けします。
「敏感期を知ることと同時に、子どもの『知性の働き方』を見る目も大切です」
敏感期は動物にでも内面から出てきますが、動物にない人間の原動力が「知性」です。
「分ける、集める、合わせる、較べるなど、論理数学的な知性を子どもは動きながら働かせています。そのとき、子どもは静かに黙々と活動を続けます」
このように子どもが知性を働かせ、自発的に集中しているときは、子どもが「終わり」と感じるまでやらせてあげることが大切とのこと。
「自由選択、繰り返す、集中する、完了感という活動のサイクルを踏むことによって子どもは良い状態に変わって(正常化して)いきます。やり抜いたことの完成感や自信を持つことで、落ち着き、利発さ、豊かさを備えたその子本来の良さに立ち直れるのです」
大人は子どもが集中できる「環境」を整え、子どもが分からないときは「して見せる」ことが大事です。
「モンテッソーリ教育では『教えながら、教えましょう』と言います。『訂正しながら教える』のではありません。ハンカチの折り方でも、大人の8倍の時間をかけてスローに動きをして見せます。焦ることなく、子どもができるようになるまで何回も繰り返してあげます」
そのことによって子どもは自ら順序を分析すると言います。特に随意筋肉運動の調整期にある幼児期に「やり方を教える」ことは、自分の意志で目的にかなって筋肉を使えるようにする訓練として特に必要です。
「この時、脳のワーキングメモリやミラーニューロンが鏡で映すように働いています。親や教師は子どもの自立を願って何度もして見せます。子どもはその心を写し取り、生き生き輝く人格が形成されるのです。目先の効果や成果ではなく、この時期に子どもとじっくり付き合うことで、子どもは一生ものの道具を身につけられるのです」
最後に、相良先生はこう激励して下さいました。
「Google,やAmazon、 Wikipediaの創設者もモンテッソーリ教育を受けてきました。沖縄の基地問題をはじめとして、世界には様々な問題があります。これらの問題を解決し、50年先、沖縄を平和の基地にし、世界を切り開いていくのはモンテッソーリ教育を受けたクララ幼稚園の子どもたちだと信じています」
(了)



クララ幼稚園にとって大きなひとつの区切り、創立50周年の記念式典と祝賀会が2011年11月5日に行われました。
創立50周年を記念し、モンテッソーリ協会理事・相良敦子先生を講師にお迎えして「モンテッソーリ教育に学ぶ『生き方』〜子育てが楽しくなる秘訣」と題した講演会を開催しました。

